ブルーレイク消化器内科クリニック

今年のインフルエンザ

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今年のインフルエンザ

今年のインフルエンザ

2025/12/03

現在、全国的にインフルエンザ感染症が流行しています。

特に未成年の感染者が多く報告されており、滋賀県内でもり患者の増加に伴い学級閉鎖(中には学校閉鎖も!!)を余儀なくされている状態です。

 

インフルエンザ自体は毎年冬に流行する感染症で、過去に罹ったことのある方も決して少なくいでしょうが、もう一度おさらいも含めてインフルエンザの基礎知識を少し上げてみたいと思います。

 

・2025年度のインフルエンザ

今年のインフルエンザの特徴として「サブクレードK」という新しい型のウイルスが流行しているようです。

新しい型と言っても、新型コロナのような突然変異種ではなく、元々既存のインフルエンザウイルスの型が少しマイナーチェンジしているだけで、H3N2型インフルエンザウイルスという型の亜種と推測されます。

元々、毎年流行する季節性インフルエンザではインフルエンザウイルスは、毎年少しずつ姿を変えています。中には以前に流行ったウイルスの型がリバイバルすることもありますが、今回の「サブクレードK」はどうやら今まで全く同じ型での流行はなかったようです。

 

・予防接種について

インフルエンザ予防の最も効果的な方法は、予防接種を受けることです。

接種時期

  • 10月から12月中旬までの接種が推奨されます
  • 接種後約2週間で免疫が獲得されるため、流行前の早めの接種が重要です

効果

  • 感染予防効果は約60~90%とされています
  • 感染した場合でも重症化を防ぐ効果が期待できます

接種対象

  • 生後6ヶ月以上のすべての方が対象です
  • 特に高リスク群の方は積極的な接種が推奨されます

効果の持続期間

          ワクチン接種による免疫効果は、接種後約2週間で現れ始め、その後約5ヶ月間持続するとされています。これが毎年の接種が推奨される理由の一つです

接種回数について

         13歳以上の方:原則として1回接種が推奨されています。ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、以前の研究から、インフルエンザワクチンの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られたとの報告があります。

        13歳未満の小児:2〜4週間の間隔をあけて2回接種することが推奨されています。これは、免疫システムがまだ発達途中であることを考慮した措置です。

 

・インフルエンザかも?と思ったら

インフルエンザが疑われる症状が現れた場合は、早期の医療機関受診が重要です。

38℃以上の発熱と全身症状が現れた場合は速やかに受診し、抗原検査を受けることを推奨します。ただし、症状発症直後では体内のウイルス量が検出域以下である場合があるので、可能であれば症状発症後6時間程度空けてから抗原検査をする方がより確実に検査結果が反映されるかと思います。

また、症状出現から48時間以内(抗インフルエンザ薬の効果が期待できる期間)の抗ウイルス薬投与で解熱までの時間短縮が得られることもあり、適切な時期の検査及び治療開始が重要と考えられます。

 

当院ではインフルエンザワクチン(13歳以上を対象にさせて頂いております)および発熱外来でのインフルエンザ/新型コロナ抗原検査も随時受け付けております。

少しでもインフルエンザの可能性を疑う場合は是非一度受診をご検討ください

 

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ブルーレイク消化器内科クリニック
住所 : 滋賀県守山市金森町605-1
電話番号 : 077-516-8900
FAX番号 : 077-516-8901


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